〜営業マンのセミナーを聞いて気付いた、大切な“伝え方”の本質〜
先日、ある営業マン向けのセミナーに参加しました。
テーマは「売れる営業マンの共通点」。
正直、婚活とはあまり関係のない世界の話だと思っていました。
ところが、聞いているうちに——
「これ、婚活にもまったく同じことが言えるな」と感じたんです。
「売る」と「選ばれる」は同じ構造だった
セミナー講師の言葉で印象に残っているのが、
「営業とは、売り込むことではなく“選ばれる理由”を作ることです」
この一言でした。
お客様は、強く押されたから買うのではなく、
「この人から買いたい」と思った時に行動します。
婚活も同じです。
無理にアピールしたり、条件で勝負しようとしてもうまくいきません。
大切なのは、“この人と一緒にいたい”と自然に思ってもらうこと。
つまり、営業も婚活も“押す”のではなく“惹きつける”ことが本質なんです。
1. 商品ではなく「未来」を見せる
営業の鉄則に、
「商品を説明するな、商品を持つ未来を見せろ」
という言葉があります。
たとえば車の営業なら、
「この車は燃費が良いです」ではなく、
「週末、家族で遠出する時間が増えますよ」と未来を描く。
婚活もまったく同じです。
「自分は○○な人です」と自己紹介で語るよりも、
「一緒にこんな時間を過ごしたい」と未来を共有できる人のほうが印象に残ります。
婚活は、スペックではなく未来の提案なんですね。
2. 相手を理解する=ヒアリング力
営業セミナーで繰り返し出てきた言葉が「ヒアリング」。
お客様が求めている本当のニーズを聞き出せる営業マンが、最終的に契約を取る。
婚活でも、
「相手の話をどれだけ聞けるか」がすべてです。
相手の過去や条件を聞くのではなく、
「どんなときに幸せを感じるか」
「どんな家庭を理想としているか」
そうした“感情の奥”にあるニーズを引き出せる人が、最終的に選ばれます。
つまり、婚活のヒアリングとは「相手の価値観を見抜く力」です。
3. “断られる”ことは、営業も婚活も前進の証
営業マンが必ず通るのが「断られる経験」。
セミナー講師も言っていました。
「断られることを恐れていたら、次の出会いもつかめない」
婚活でも同じです。
「またダメだった」と落ち込むよりも、
「なぜ自分を選ばなかったのか」「どこが伝わっていなかったのか」と考える。
それは“失敗”ではなく“改善データ”。
営業マンはそこからプレゼンを磨き、婚活では自己表現を磨くのです。
断られるほど、次のご縁に近づいている。
そう思えると、婚活がぐっと楽になります。
4. 「誠実さ」と「一貫性」が信頼を生む
営業マンが最後に選ばれる理由は「信頼」です。
どんなに話がうまくても、誠実さがなければ長い関係は続きません。
婚活もまったく同じ。
短期的にモテようとするテクニックよりも、
小さな誠実な行動の積み重ねが“本物の信頼”を作ります。
・時間を守る
・メッセージにすぐ返信する
・相手の話を最後まで聞く
こうした小さな一貫性が、「この人となら安心して未来を描ける」と思ってもらえる理由になります。
5. 営業経験がなくても大丈夫。婚活で使える3つの心得
セミナーを聞きながら、営業経験がない人にも共通して使えると思ったポイントが3つあります。
1️⃣ 相手に関心を持つこと
→「どんなことに喜びを感じる人なんだろう?」と相手の話をよく聞き、考えるだけで会話が変わる。
2️⃣ 自分の価値を“押し付けない”こと
→「自分が正しい」より「相手を理解する」姿勢が信頼に繋がる。
3️⃣ 次に繋がる行動を意識すること
→「今日の出会いを大切にする」ことが、次のチャンスを呼びます。
営業経験がなくても、
“相手の立場に立って考える力”さえあれば、婚活は必ずうまくいく。
まとめ:婚活は、人生最大の「信頼構築営業」
セミナーを聞いて強く感じたのは、
営業の極意も、婚活の極意も「信頼関係の構築」に尽きるということです。
売れる営業マンは、人を動かす前に「人を理解する」ことから始めます。
婚活でも、相手を理解し、尊重し、未来を描ける人が選ばれます。
つまり、婚活は“信頼を築く練習の場”。
そして、信頼できる人ほど、最終的に幸せな結婚を掴むのです。
💬あとがき
営業セミナーに参加して感じたのは、
「人を動かす技術」ではなく「人と心を通わせる力」が、
どんな場面でも成功を呼ぶということでした。
婚活をしている方こそ、一度“営業の世界”を覗いてみてください。
驚くほど多くのヒントが見つかります。


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