「変動金利と固定金利、どっちがいいんですか?」
住宅購入を考える方から、必ずといっていいほど聞かれる質問です。
これまでは超低金利が続いていたため「変動金利で借りておけば安心」と考える方が多かったのですが、最近は日銀の政策もあり金利上昇の可能性が意識されるようになってきました。
では、これから家を買う人はどう考えればいいのでしょうか?
ここでは代表的な3つの戦略をご紹介します。
1. 固定金利と変動金利を“ハーフ&ハーフ”にする
ローンを半分ずつ「固定」と「変動」に分ける方法です。
手数料は2本分かかるため少し割高ですが、万一金利が急上昇したとしてもリスクを分散できるのがメリット。
「変動の低さ」と「固定の安心感」、両方をバランスよく取り入れたい方におすすめです。
2. 借入額を控えめにして安全性を高める
借入額をあえて低めに設定して、金利が上がっても返済が家計に響かないようにするやり方です。
もちろん購入できる家の選択肢は減りますが、「無理のない返済を優先したい」「将来の教育費や老後資金も確保したい」という方には堅実な選択です。
3. 今のうちにフラット35で金利を固定する
フラット35は金利を35年間固定できる住宅ローン。
「返済額がずっと変わらない」という安心感は大きな魅力です。
しかも今なら比較的低い金利水準で利用でき、当初5年間は0.25%〜1.0%の金利優遇が受けられるケースもあります。
例えば変動金利が今後毎年0.25%ずつ上昇したら、数年後にはフラット35よりも返済額が重くなる可能性もあるのです。
まとめ:住宅ローンは“正解”より“最適解”を
住宅ローンは「変動がいい」「固定がいい」と一概に決められるものではありません。
大切なのは、あなたの家計・ライフプラン・リスクの考え方に合ったローンを選ぶことです。
私は日本FP協会認定AFPであり、住宅ローンアドバイザーとしても活動しています。不動産の購入だけでなく、その後の家計設計まで含めて一緒に考えるお手伝いができます。
👉 「自分に合ったローンはどれなのか?」と思ったら、ぜひお気軽にご相談ください。
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